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ROOM​(​album)

by 野井勇飛 / Noi Yuhi

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1.
ROOM 02:43
朝日に照らされて 街は動き出す いつも同じようで 少しずつ違う 南風に乗って 車の走る音 頭の中にある 何かを取り出す 夕方のチャイムが響く影 遠くのビル赤く染まるよ 本当に大事な ものが揃ってる そこにいるだけで 何かが生まれる カーテン越しの街灯の明かりと スタンバイランプで今夜天体観測 月が沈むまで in my ROOM 日が昇るまで in my ROOM 狭くて広い in my ROOM 寝ても覚めても in my ROOM === The city starts to move by sunrise Everyday changes slowly South wind brings sounds of the cars Taking something out from my brain The siren rings in the evening The buildings so far is going to be red-colored There are only something important To be there, something new comes up The lights through the curtain and stand-by lamp Astronomical observation starts tonight The moon go down, I'm in my room The sun comes up, I'm in my room Small and huge, asleep and awake in my room
2.
短すぎる季節の変わり目に 目に見えないもの探す旅に 2時半過ぎの新月を悲しげに 背にした日のこと思う度に 浮かぶ街並みは誰を責めるでもなく 眺める気持ちを反射する コインパーキングの自販機は淋しげに まだ消えない街灯見上げるモーニング 虹が見える時間の境目に 手に入れたはずと思う度に よぎる間違いは誰が決めるでもなく 悩める時間戻ることない境界線 光る雲目指す 走る風を裂くように 多すぎる荷物は後ろに 駆ける未知の中 上げる速度を超えて 誰も知らない瞬間を 何も要らない空間を 描いて 夢で見たあの景色は いつかの思い出 ずっと変わらない人などいない わからないだけ 光る海の中 踊る泡をまとって 忘れられない瞬間を 何も残らない空間を 刻んで
3.
Assa Nova 02:13
上午耳すませば ささやく雨の音 シャワー浴びた後は 頬張る冷えたグレープフルーツ もう二度と戻らないこと 言葉にしなくても もう二度と戻れないこと 朝が知らせる
4.
真夏になって真っ昼間を静寂が包む 繁殖する雑草の名は誰も知らない 例年より13日早く梅雨が明けた 清純男子造反少女にざわついている    なんかあるかな あるといいな なんかないとな アスファルト溶かす容赦ない光線が 正常な判断力焼き尽くす 目に焦げ付く白すぎる雲が 爆煙の証明に立ち昇ってる   なんかあるかな あるといいな なんもないよな 夕焼け小焼けのメロディ どこから聞こえてるのかは知らない 自転車少年たちは もう今はどこにもいない なんかあるかな あるといいな なんかないとな
5.
Say Hello 03:35
窓の外はもうずっと前から この部屋と同じ変わることなく パパやママのそのパパやママも 遠くの赤い塔を見てたらしい 繋がるあなたがそこにいるのか たまに分からなくなる Say Hello, 世界は今日も静かに朝迎える Say Hello, どこかにいるはずの誰かへ Say Hello, いつかは見える景色も変わるのかな Say Hello, 今日も窓に灯がともる === The view has no change outside of my window My room neither Papa, Mama and their parents saw the red tower in the distance Sometimes I can’t find you connected Say hello, The world see the sunrise today as well Say hello, To someone somewhere Say hello, The view will change someday Say hello, The windows light tonight as well
6.
Pool 03:00
(instrumental)
7.
明日になれば 明日になれば 今日までの日々 終わる気がする 明日になれば 意味のあること 意味のあること 探し続けて 捨て続けてる 意味のあること
8.
夕暮れ風の香りは なぜか海辺の記憶 夕陽で遠い街や雲 輪郭乳白色に溶ける あっという間に過ぎてく あったのかも分からない ああ今年も気づいたら終わるけど まだ何も ニュースで風の便りが どこか吹き抜けてゆく ずぶ濡れ滲むネオンが 夜を乱反射し照らす あっという間に過ぎてく あったのかも分からない あの年もそう言えばそうだけど もう何も 遠くの街で 響く歌声 届くといいね 壁の向こうへ
9.
寝ぼけてる街を出て お決まりの路地へ 行き先はなんとなく お似合いのコース 湾岸線に乗っかって 担々麺通り越して 県外ナンバーの追っ手 振り切るメーター ばら撒く笑い声 踏み込むナビ任せ 覚えてるはずの場所 今はもうなくて 憧れた懐かしさ 頭の中だけ たえずよくある話 目に見えない噂 頼りに 踏切を渡ったら 目に見えない視線 たちまちそこに広がる忘れられた町 木々が飲み込む思い出も夢も 帰りを待ってる色あせゆくもの いつかは消える記憶とともに --- I got out from sleeping hometown to the meeting alley Destination is nowhere thorough usual course Taking seashore freeway Passing Chinese noodles by Shaking strange chasers off The meter reads high Laughing out and accelerating by navigation My hometown disappeared Nostalgia is only in my mind Following common rumor, I crossed a railway I felt someone is watching me There is a forgotten town in the mountain The plants are covering the memories even the dreams Something fading is waiting for its master with a memory disappearing away someday
10.
もう長い間 話してもいない 思い出すことも  ビルの向こうからサイレン いつかの夜のようさ 僕はあの部屋で 変わらずやってる 穏やかな日々さ 騒がしいあの春の夜 昨日のことのようさ 笑顔とか 寝顔とか 今朝の夢 色々あるけれど 繰り返すは 季節ばかり もう戻らない 名前とか 写真とか 涙とか 色々あるけれど いつの間にか 腕の中に 誰も あやまちや 後悔や 懐かしさ 色々あるけれど 今夜もまた 腕の中を 風が抜ける
11.
話せばわかると言う あなたに聞きたいのは 話さずわかったことが どれだけ今までにあったのか 言葉にできないこと 答えにできるならば これまで見てきたもの どうして同じと言えるだろう 曖昧な手がかりを見出し 互いの心描き出すうちに ありがちな隔たりはそこに 足りない言葉逃げてゆく 奏でた音はいつも 広がり跳ね返ってる 鏡に映る姿 誰かによく似たそのシルエット 居場所の近さじゃなく 過ごした時間じゃなく 好みや目線じゃない 重なる何かはどこにある あやふやな繋がりと共に 互いの心見つめ合ううちに 何かしら背中に流れる 本当のことは目をそらす ヘイ どこにいるの ヘイ ここにいるよ
12.
夢のような時間が終わりを告げる 目元に差し込む日差しは レンズを通らない眩しい周波数さ 写真を撮ったらサヨウナラ 泣いちゃうようなあんな毎日のことは 明日になるまで思い出さなきゃいい それぞれの場所に帰る時 僕ら何ごともなかったように もう一度 この時が戻れば もういっそ このままでいるだろう もう一度 あの時に戻れたら もうきっと あの言葉言わずに 僕らまた夜を過ごせたはずなのに 昨日の大騒ぎをお湯に溶かして 左に回る渦を目で追う 時計を見るのは何を知りたいから? 鏡越しに聞けずにいる やりきれないあんな生活のことは まだもうちょっと忘れたまんまでいい これから先の居場所なんて 考えたこともなかったのに もう一度 この時が戻れば もういっそ この部屋で暮らすだろう もう一度 あの時に戻れたら もうきっと あのことは聞かずに 僕らまた朝を迎えたはずなのに こんな気持ちにあとどれくらい なれる日があるのかな もう一度 この時が戻れば もういっそ このままでいたいのさ もう一度 あの時に戻れたら もうきっと あのことも知らずに 今日じゃない明日に向かえたはずなのに
13.
もしも願いが叶うなら 世界中みんな同い年になって これからのこと話し合ったり 仲良くなったり してみたい もしも願いが叶うなら 誰もが言葉を話さずに 目と目を見ればわかり合う そんな風に心 交わしたい もしも願いが叶うなら 持たざる人が満たされて 世界が丸くならされて 小さな幸せ分けあいたい でもそうじゃない そうじゃない だから歌うんだろう もしも願いが叶うなら もう会うことのない人を許して 縛った心解きほぐし 言えずにいたこと 伝えたい もしも願いが叶うなら 思い出すたび影が落ちるような 昔のことを好きなように 跡形もなく 忘れ去れたらいい もしも願いが叶うなら 思い出す人が隣にいて 明けない夜を語り合い 二人で答え合わせしたい もしも願いが叶うなら テレビのスイッチ切るように 世界が突然、ほんの一瞬で 終わるならそれも 良いのかも でもそうじゃない そうじゃない でもそうじゃない そうじゃない だから歌うんだよ
14.
混んだ人混みを抜けて 青や黄色のネオン 街は賑わいを増して 男と女の世界 明かりこぼれる窓から グラス触れ合うたけなわ ホロリこぼれた涙が 氷を溶かす 今夜はなじみの店で ちょっと酔いたい気分さ 「女将さん、おかわりちょうだいよ」 「ええ?大丈夫だって」 「これからこれから」 曲がり角を曲がったら あの頃懐かしの歌 ハラリほどけた心が 寄る辺を探す 今夜はなじみの店で ちょっと酔いたい気分さ === Going through crowded crowd Blue and yellow neon lights It's getting hot in the town Now is the time of man and woman There are the sounds of glass and lough from the window lights The ice has melt by tears Tonight I wanna have drink at my favorite bar (dialogue) "Madam, one more please." "What? I'm alright." "Tonight starts from now..." There are the sounds of old songs on the street corner. The broken hearts are looking for their home Tonight I wanna have drink at my favorite bar

about

2020年8月28日リリース

credits

released August 28, 2020

作詞・作曲・演奏 野井勇飛

All songs are written and performed by Noi Yuhi

license

all rights reserved

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about

野井勇飛 / Noi Yuhi Tokyo, Japan

宅録しました
「都市生活者の孤独」もしくは「人間讃歌」

Home recording
Loneliness of modern city life or human anthem

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